大阪ではあめちゃんのど定番であるパインアメが、なぜか売り切れで買えないとSNSで話題になっています。
知る人ぞ知る大阪のあめちゃん文化には欠かせない、慣れ親しんだパインアメが買えないなんて！
もう売ってないとか、販売中止なんてワードも飛び交う事態になっていますが、本当の理由はどうなんでしょうね。
どこか売ってる場所がないか探していたら、再販してるとか○○で売ってたって情報がチラホラ。
今回はパインアメがなぜ売り切れたか、その理由と再販や売ってる場所がどこかを調査します！
パインアメ売り切れた理由なぜ？
その理由は言うまでもないと思いますが、2023年9月14日の18年ぶりのリーグ優勝、2023年11月5日にクライマックスシリーズで38年ぶりに優勝した阪神タイガースの監督である岡田監督が試合中にパインアメを食べていたから( ´∀｀ )
数か月前から試合中に岡田監督がパインアメをなめている映像がSNSにアップされたり、関西の情報番組などでとりあげられたりしていたこともあって、優勝に近づくにつれパインアメを買い求める人も増えたようです。
パインアメをなめながら試合を観戦したいという人が激増し、球場の近くのコンビニやスーパーマーケット、駅の売店などを中心に売り切れが続いてしまったようです。
岡田監督はテレビ番組のインタビューでパインアメは好きなアメで1試合に7～８粒、多いときで10粒食べると答えています。
この番組放送の２日後にパインアメを製造しているパイン株式会社が1000粒のパインアメを手紙を添えて差し入れたそうです。
岡田監督は大阪市中央区出身の生まれも育ちも生粋の大阪人なので、パインアメも子供のころから慣れ親しんだ商品なのでしょう。
関西では女性を中心に「アメちゃん」を持ち歩いて人にあげたり交換したりする文化があり、パインアメは定番中の定番。
何がいい～と差し出されるアメちゃんたちの中に、必ず入っている安定の４番バッターのような存在なんです。
野球にさほど興味のないおばちゃんたちにも少なからず影響がでているようです。
パインアメはどんなアメ？
パインアメは大阪市天王寺区にあるパイン株式会社が製造販売いている、関西人にはなじみ深い商品です。
甘酸っぱい味わいに缶詰の穴あきパイナップルを模したかわいいアメで、昭和を思わせるレトロな感じのパッケージです。
昭和26年（1951年）から販売されており70年以上の歴史があるのですが、もともとのがきっかけは創業した先代がパイナップル好きだったからだそうです。
当時パイナップルといえば缶詰のものを指していたそうですが、市場には進駐軍用の缶詰しか出回っていませんでした。
缶詰ですら貴重なのに生のものはほとんど流通しておらず、お金持ちの人でも病気の時しか食べられない憧れの食べ物だったそうです。
そんな憧れの食べ物をアメにして、気軽に食べられるようにすれば喜んでもらえるだろうとうい気持ちが、パインアメをつくるきっかけだったそうです。
パインアメといえば真ん中に穴が開いたリング状ですが、第1号のパインアメには穴がありませんでした。
第1号誕生当時は穴をあける技術はなく、平たいアメにパイナップルの模様を型押ししただけのものでした。
しかし創業者の先代はこだわりが強い人、どうしても穴をあけたかった！
最初は機械による型抜きが全然できずに苦戦し、人の手で割りばしを使ってひとつづつ穴をあけていたのですが腱鞘炎になる人が増えたうえ、なんと他社が自動で穴をあけたアメを販売したため、急遽穴をあける機会を開発。
とある金型彫刻専門の企業さんとの出会いで、きれいに型抜きができるようになったそうです。
第1号が生まれてから2年後（1953年）にようやく自動キャンディー穴開け機が完成し、今のパインアメの原型となる穴あきのパインアメが誕生しました。
8月8日はパインアメの日
さらに多くの人にパインアメの美味しさを知ってもらうことを目的として、パイナップルが夏の果物であることと、モチーフの輪切りにしたパイナップルが4つ並んだ8月8日を「パインアメの日」として2015年に日本記念日協会に登録されました。
今年、4年ぶりにパインアメの日のイベントが開催され、初めてモルック大会が開催されました。
モルックとは、フィンランドのカレリア地方のキイッカというゲームを元に開発されたスポーツで、モルックと呼ばれる棒を投げ、スキットルという木製のピンを倒し先に50点ピッタリを獲得したチームが勝ちというゲームだそうです。
なぜパインアメのイベントにモルックかというと、公式SNS担当者が街で偶然見かけたモルックのロゴが、パインアメのキャラクターの「パインアメくん」に似ていたことから興味を持ち、社内でチームを結成したのがきっかけだそうです。
なんだか来年の8月8日が楽しみになってきました。
パインアメ再販いつ？売ってる場所どこ？
販売中止や生産終了の噂がありますが、それデマですよ。
あまりにも売れすぎていてパイン株式会社の公式ECサイトでの受付を一時中止しているだけで、現在工場をフル稼働で生産しているそうです。
今まで公式ECサイトでは女性の購入者が多かったのですが、今回は男性の大量購入者が増え、中には1人で100袋購入する人も！
公式ECサイトでの受注分は工場直送ではなく、本社で社員が手作業で梱包して出荷しているので注文量に対応が追い付かなくなってしまったそうです。
パインアメの公式ECサイトでの販売はまだ未定のようですが、Amazonなどの通販で探せば割高ですが見つかります。
大阪市内でも売り切れている店もあるようですが、ダイソーやチェーン店のドラッグストアのお菓子コーナーなどに結構ありますよ。
現在生産されている分は、スーパーマーケットなどに販売するのを優先しているようです。
パインアメのコラボ商品
近年、パインアメはさまざまな商品や企業とコラボしています。
やはり食品が多いですが、文房具やスマホケースにライダースジャケットまで大阪気質なのか、なんでこうなったと思うようなコラボ商品もありますので少し紹介しましょう。
パインアメ冷たいクリームパン （ファミリーマート）
都こんぶ パインアメ味
チェリオ パインアメサイダー
パインアメ御朱印長 16Pタイプ （早和製本）
カプセルトイ アメちゃんの指輪
パインアメソープ （ミヨシ石鹼）
ジェットストリーム4＆1 （三菱鉛筆関西販売株式会社）
フエキ X パインアメ （株式会社ヘソプロダクション）
パインアメソックス（株式会社ヘソプロダクション）
意外と有名企業とのコラボが多いですね。
コラボ商品はコンビニ以外でもインターネット、ハンズやロフトなど雑貨を扱うお店や大阪みやげを扱うお店で買えるそうです。
パイン株式会社
住所：〒543-0073 大阪市天王寺区生玉寺町1番5号
ホームページ：https://www.pine.co.jp/
まとめ
売り切れている理由はなぜなのか、再販や売っている場所がどこかについて調査しました。
売り切れているなぜ？理由は？
- 阪神タイガースの岡田監督がベンチで食べている様子がSNSなどで拡散されたり、テレビ番組で取り上げられたのがきっかけで、
再販はいつ？
- 販売中止や生産終了はデマ
- パイン株式会社の公式ECサイトでの販売再開は未定
売っている場所はどこ？
- 売り切れている店舗はごく一部
- 100均やドラッグストアのお菓子コーナーに結構ある
- だいたいのスーパーマーケットなどでは店員さんが入荷日を教えてくれる
阪神タイガースが38年ぶりに優勝して日本一になりシーズンが無事終わったので、しばらくするとどのお店でも買えるようになるでしょう。
でもまた次のシーズンには同じようにパインアメの需要が増えると思われます。
パイン株式会社のみなさん、また忙しくなりますので頑張ってください！
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