俳優の阿部サダヲさんが主演の、TBS系列で放送中のドラマ「不適切にもほどがある」が話題になっています。
最近のレトロブームも追い風になって、若い世代の人には新鮮に映るのかもしれませんね。
約3年前に放送されたドラマ「恋する母たち」とキャストが似ていることも、放送前から話題になっていましたね。
今回のドラマは宮藤官九郎さんの脚本で、昭和と令和をタイムスリップしドタバタの中で感じる共感やギャップを描く意識低い系タイムスリップコメディーです。
話の途中でミュージカルがはじまってしまうのも面白いですよね。
撮影場所が昭和の匂いがプンプンする商店街や喫茶店、タイムスリップするバスに乗れるバス停など、それぞれの時代に合わせたロケ地が話題になっています。
今回は不適切にもほどがあるロケ地商店街どこにあるのか、バス停や喫茶店の撮影場所も調査します。
不適切にもほどがあるロケ地商店街どこ?
「不適切にもほどがある」のロケ地である商店街は、東京都台東区の「佐竹商店街」です。
昭和のシーンでムッチ先輩が、中華料理店の前で主人公・小川市郎の娘・純子と友達の明美と友美から「キャー!ムッチ先輩!」と歓声を上げられている、あの商店街です。
第3話で、サカエがキヨシにお小遣いをわたした「佐藤精肉店」は佐竹商店街に実在するお肉屋さんです。
佐竹商店街は今まで数多くの映画やドラマのロケ地になっています。
「20世紀少年」「踊る大捜査線ファイナル」「デスノート」「恋はつづくよどこまでも」など有名な作品で登場しています。
昭和の雰囲気が漂う佐竹商店街は日本で2番目に古い商店街だそうです。
サーティーワンのアイスクリームを持った純子とぶつかったキヨシが一目惚れするシーンは、東京都足立区にある「ゆめろーど千代田商店街」で撮影されました。
古くても雰囲気のある商店街が少なくなってきましたが、ドラマなどでも見かけるとやっぱり懐かしい気持ちになりますね。
不適切にもほどがあるバス停や喫茶店の撮影場所はどこ?
ドラマの舞台が東京の下町、しかも1986年(昭和61年)と2024年(令和6年)を行ったり来たりしするハチャメチャなストーリーです。
昭和と令和で気になるロケ地はありますか?
バス停
主人公の市郎が令和にタイムスリップするバスに乗ってしまったバス停「六中裏バス停」は、南生田保育園前バス停の北側付近です。
場所は、神奈川県川崎市多摩区南生田です。
不適切にもほどがあるで印象に残るシーンと言えば、バスに乗って令和にタイムスリップしてしまうシーンですよね。
市郎はテープで隠されていた15:55のバスに乗って、令和に行ってしまいましたね。
1986年から2024年にバスの中でタイムスリップし、昭和では常識だった車内でのたばこの喫煙で「危ない人」扱いされ、恐怖を覚えた乗客たちが逃げるようにバスを降りた「志賀一丁目バス停」が、 亀戸総合動物病院専用駐車場の前です。
場所は、東京都墨田区立花です。
昔は当たり前のように、バスや電車の座席のところにドラマで出てきたような灰皿が付いていましたし、駅のホームでも職場でもタバコ吸い放題!
バス停に灰皿が備え付けてあるのがあたりまえでした。
喫茶店
昭和のシーンで純子たちが入り浸っている「喫茶&バー・すきゃんだる」。
店の外観だけですが、「カフェ・ド・パルファン」で撮影されています。
場所は、千葉県松戸市です。
店内のシーンは撮影所のセットで撮影されていますが、お店の外観と昭和の店内の雰囲気が合っていて違和感はありませんよね。
昭和の喫茶店や洋食屋さんは、出入り口におしゃれな「雨よけテント」を付けているお店が多くありました。
学校の近くの喫茶店は、必ずと言っていいほどやんちゃな子たちのたまり場でしたね。
カラフルな公衆電話や置いてある漫画のチョイスもめっちゃ昭和( ´艸`)
雰囲気たっぷりですね。
市郎と純子が住むマンション
市郎と純子の親子が住む「リバーパレスすみだ」の外観は「リバーハイツ小出」です。
場所は、東京都墨田区立花 です。
マンション前の旧中川は、他のシーンでもロケ撮影が行われています。
この場所や周辺地域もいろんなドラマや映画で使われている有名な撮影地です。
リバーハイツ小出は1980年に建てられたマンションなので、今のマンションのおしゃれな外観とは違って、ごつい見た目が懐かしく感じますね。
東京都葛飾区立第六中学校
主人公の市郎が勤務する東京都葛飾区立第六中学校の、正門のシーンのロケ地は「東京都葛飾区立立石中学校」です。
場所は東京都葛飾区立石にあります。
市郎が生徒たちと野球の練習をしていた学校の校庭は、「 旧足利西高校の校庭」です。
場所は、栃木県足利市です。
「旧足利西高校」は第2話でムッチ先輩がキヨシを助けるシーンなど、学校の他のシーンでも登場していますが、こちらも「ちはやふる」とか他のたくさんの映画やドラマでもロケ地として使われています。
栃木県足利市では、2014年(平成26年)に映像のまち推進課が設置され、ロケ支援を積極的にしています。
特に旧足利西高校はロケ地として人気で、2020年(令和2年)に公開された「踊ってミタ」がロケ撮影100作品目だそうす。
学校を卒業して数年たっただけでも、校舎を見ると懐かしく感じますね。
同じ学校の設定でも、あちこちの学校でロケ撮影するのは初めて知りました。
ニトリ
第2話で、令和では市郎が務める六中が無くなっていて、建て替わった「ニトリ」を見て市郎が立ち尽くすたシーン。
「ニトリ狛江世田谷通り店」で、場所は東京都狛江市です。
市郎が呆然と看板を見上げながら「ニ・ト・リ?」と首をかしげていましたが、株式会社ニトリの創業は1967年に北海道で「似鳥家具店」として創業し、本州にニトリ第1号店を開店したのが1993年でした。
この頃は、北海道以外に住んでいる人は、「ニトリ」を知らなかったんですね。
市郎がいた1986年の7年後に本州進出しているので、そりゃ首かしげますよね(笑)
東京スカイツリーを見た橋
市郎が初めてタイムスリップしたときに、東京スカイツリーを見たのは、北十間川に架かる「福神橋」の上です。
市郎がギョッとして「なにあれ」と驚いていましたが、1986年だと建設計画自体がなかったでしょうし、昭和では考えられないようなデザインなので、いきなりあんな奇抜で大きな建物を見たらそりゃあ驚きますよね( *´艸`)
東京スカイツリーは2012年5月22日に開業した、世界一の自立式鉄塔で高さ634(むさし)m、かつて武蔵の国と呼ばれていたことにちなんで、この高さになったそうです。
ってことは、もっと高くできたってこと?
とてもきれいに東京スカイツリーが見える場所ですね。
ここも他のドラマで見たことがあります。
まとめ
今回はドラマ「不適切にもほどがある」のロケ地商店街はどこなのか、バス停や喫茶店の撮影場所も調査しました。
- ロケ地の商店街は「佐竹商店街」「ゆめろーど千代田商店街」
- 昭和のバス停の「六中裏バス停」は、「南生田保育園前バス停」です
- 令和のバス停の「志賀一丁目バス停」は、 バス停ではなく「亀戸総合動物病院専用駐車場の前」です
- 喫茶店「喫茶&バー・すきゃんだる」の外観は「カフェ・ド・パルファン」店内は、撮影所のセットです
- 市郎親子が住むマンションの外観は「リバーハイツ小出」です
- 市郎が勤務する「東京都葛飾区立第六中学校」の正門は「東京都葛飾区立立石中学校」です
- 市郎が生徒たちと野球の練習をしていた学校の校庭は「 旧足利西高校の校庭」です
- 学校のシーンのほとんどが「 旧足利西高校」で撮影されています
- 学校の屋上のシーンは「寒川町立寒川東中学校」です
- 市郎が呆然と立ち尽くしていたニトリは「ニトリ狛江世田谷通り店」です
- 市郎が初めて東京スカイツリーを見た橋は「福神橋」です
ドラマ「不適切にもほどがある」は昭和と令和を行き来する設定なので、昭和のシーンではその時代を知っている世代の人たちが懐かしく思える景色が撮影場所やセットで再現されていて、令和との対比も楽しめるドラマです。
脚本が宮藤官九郎さんということもあり、前評判が高かったのですが、それを裏切ることのない面白いドラマですよね。
市郎役の阿部サダヲさんってなぜだかどの時代の人を演じてもピッタリくる不思議な役者さんですね。
最後までどんなストーリーになるか楽しみですね。
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