Netflixで人気の映画で、ランキングの上位にある「この子は邪悪」もう観ましたか?
タイトルからして怖そうですよね。
この映画は、オリジナル作品の企画コンテスト「TSUTAYA CREATORS’PROGRAM FILM 2017」での準グランプリ作品を2022年9月に映画化したもので、世界三大ファンタスティック映画祭の一つである、第42回ポルト国際映画祭で「審査員スペシャルメンション」を獲得したそうです。
この映画のタイトルの意味は何なのでしょうか。
ネタバレになりますが、多くの人が気になっている「純のその後」と「ラストに出てくる赤ちゃん」が気になりますね。
今回は、この子は邪悪のタイトルの意味は何なのか、ネタバレになりますが純のその後とラストに出てくる赤ちゃんについて調査しました。
この子は邪悪ネタバレタイトルの意味は?
映画のタイトルの「この子は邪悪」の意味は、ラストシーンに出てくる赤ちゃんのことです。
赤ちゃんがまだ母親のお腹の中にいた時、月に刺されて瀕死の司朗のが繭子に「俺たちはずっと一緒だ」と言った後のお腹の赤ちゃんに呪文のような言葉をかけます。
いきなりネタバレですが、最後まで見て「あ~、そういうことか」と腑に落ちるタイトルなんです。
このラストが、ポスターにある「ありえない」の一つなんです。
#この子は邪悪
予告で見た桜井ユキの美貌に魅了されて鑑賞🫣交通事故で意識不明の母が帰って来るもどこかおかしい、顔に火傷を負った妹、足を悪くした精神科医の父、周囲で奇妙な行動を取る住人が織り成す奇妙なサスペンス映画
感想
え、そのままなん!?
玉木宏しぶとっw
です#Netflix#映画鑑賞 pic.twitter.com/XBF9zMhBWT— DORA (@DORA3_do) March 9, 2024
あらすじ
心理療法室を営む窪司朗の一家は5年前、遊園地の帰りに交通事故に遭ってしまいました。
司朗は負傷した脚に後遺症が残り、妻の繭子はその日以来植物状態のまま、次女の月(るな)は顔のやけどを隠すため仮面をかぶって家に引きこもっています。
長女の花は大きな怪我こそなかったものの、心に傷を抱えてしまい、家事をしながら日々を過ごしています。
花は、母親の心神喪失の原因を調べている四井純と知り合います。
町には、母親と同じ病気の人が多くいることも関係があるのかもしれないと聞かされます。
ある日、司朗が連れて帰ってきた植物状態から目覚めた繭子は、花が覚えている繭子ではありませんでした。
司朗は5年間寝たきりだったうえ、傷を消すため整形手術を受けたからだと説明しますが、花は目の前の繭子に違和感を感じていました。
さらに、純はネットニュースで5年前の事故の記事をみつけ、月はすでに死亡していることを花に教え、花は動揺してしまいます。
数週間後、司朗の提案で純を月の誕生会に招待しました。
誕生会は繭子の妊娠の報告もあり、和やかなものになりましたが、純は花と二人きりになると「繭子のことを4月に病院の前で見かけた、繭子は別人なのではないか」と告げます。
純は帰り際に司朗に引き留められ、純の母のことを聞かされます。
登場人物
「この子は邪悪」の主要な登場人物を紹介します。
窪花(くぼ はな)/南沙良
主人公・窪家の長女で、交通事故で心に深い傷を負う。
5年後に家に戻ってきた母親・繭子に違和感を覚えたことをきっかけに、親しくなった純と家族に感じた違和感ををさぐりはじめる。
そのことをきっかけに、家族の暗く悲しい真相を知ってしまう。
窪司朗(くぼ しろう)/玉木宏
花の父親で、心理療法室を営む。
退行催眠を研究・応用して人と人や他の生き物の魂を入れ替えることができる方法を習得。
子供たちを救うため虐待をしている親の魂をウサギの魂と入れ替え、診療室で飼っている。
家族への愛が強く失いたくない一心で、命の危機にある家族の魂を、他人の魂と入れ替えてしまう。
窪繭子(くぼ まゆこ)/桜井ユキ
花の母親で、交通事故で植物状態になる。
5年後、「奇跡が起きた」と司朗が家に連れ帰るが、花と月の前に現れたのは実は子供を虐待していた女と繭子の魂を入れ替えた、体は偽物の繭子だった。
繭子だけが司朗から真実を聞かされていたが、家族に幸せのために黙認していた。
窪月(くぼ るな)/渡辺さくら
花の妹で、交通事故で顔に酷いやけどを負い、仮面をつけて生活している。
純が見つけた事故の記事によって、月は死亡していることが明らかになる。
自分の体が他人のものだと知った月は動揺し、司朗を包丁で刺してしまう。
四井純(よつい じゅん)/大西流星
母親の心神喪失の原因を探すうちに、花と出会い親しくなる少年。
町で母親と祖母の3人で暮らしている。
花と一緒に自分の母親や町の人たちの病気の原因と、花の家族の真相を調べているのを感づかれ、司朗に魂をウサギのものと入れ替えられてしまう。
純の母親と町の人たちも、司朗によってウサギと魂を入れ替えられていたのでした。
この子は邪悪の純のその後は?
ラストでは2羽のウサギが純の自宅へ帰っていきました。
おそらく純と純の母親の魂が入れられたウサギだったのでしょう。
この時のウサギには、人間の感情は残っていたのでしょうか。
純たちを探して診察室に忍び込み話を聞いていた純の祖母は、司朗を襲いますが、返り討ちに会い司朗に殺されてしまいます。
そして自分の体が他人のものだという真実を知ってしまった月に、司朗は刺されてしまったのです。
その騒動に紛れて、診察室で飼われていたウサギたちが逃げ出したのでした。
しかし司朗が死ぬ前に、繭子のお腹の赤ちゃんの魂と、自分の魂を入れ替えて生き延びてしまいました。
しかし、花たちはそのことに気づいていません。
あの時司朗が死んでいたら、もしかしたら純たちは人間の体に戻れていたのかもしれません。
ウサギの寿命が尽きるとき、ウサギの魂と入れ替えられ人たちは、亡くなってしまうと思われます。
この子は邪悪のラストの赤ちゃんはだれ?
ラストシーンに出てくる赤ちゃんは、司朗が亡くなる時に司朗の魂と入れ替えらえた赤ちゃんです。
その証拠に、ラストシーンで誰も見ていない時に司朗が催眠術をかけるときにするしぐさをして、ほくそ笑んでいます。
この赤ちゃんこそが、タイトルにある「この子」なんです。
司朗の家族に対する愛、家族と別れたくないという執念はすごいですね。
司朗の魂だけでなく心も持っている人間がいるなんて、想像するだけで恐ろしいですよね。
「この子」が成長したとき、花たちはどうなってしまうんでしょうか。
続編の情報はありませんが、期待したいですね。
まとめ
今回は、この子は邪悪ネタバレタイトルの意味はと、純のその後とラストの赤ちゃんについて調査しました。
- タイトルのこの子は邪悪の意味は、繭子が産んだ赤ちゃんのことでした
- 純のその後は、残念ながらウサギのまま生きていくしかないようです
- ラストの赤ちゃんは、司朗が亡くなる前に赤ちゃんの魂と入れ替わった司朗自身です
Netflixの映画ランキング上位の「この子は邪悪」ですが、怖く悲しいお話でしたね。
口コミでは不気味な雰囲気や、司朗役の玉木宏さんの怪演が評判でした。
最近、海外の映画祭で賞を獲る日本映画が増えたと思いませんか?
日本映画の良さを世界に知られはじめた、ということですね。
ネタバレしていますが、興味を持っていただけたらNetflixで観てくださいね。
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